認可保育園(認可保育所)とは

<保育園ってどんなところ?>
 
 保護者の就労や病気等の理由で、家庭で十分に保育を受けられない乳幼児を、保護者に代わって保育することを目的とした、児童福祉施設です。
 子どもの健全な育ちを支え適切な運営がなされるよう、設置や運営に必要な条件を満たし、都道府県知事の認可を受けた施設が「認可保育所」です。
 法律上の名称は「保育所」ですが、「保育園」という名称を使用している認可保育所も多くあります。

<保育園は何をしてくれるためにあるの?>
 

 保育所は、上記のとおり家庭で十分に保育を受けられない乳幼児を、保護者に代わって保育しています。ただ単に、保護者が勤務している間に子どもを育てるのではなく、子どもたちの健全な心身の発達を支援し、専門職である保育士が、家庭との緊密な連携のもと、養護と教育を一体的に行います。

<働いていなければ保育園は利用できないの?>
 
 保護者が就労や病気の他、介護や出産等の理由から家庭で十分に保育ができない場合や、職業訓練校等に就学している場合、裁判員制度で裁判員を務める場合等に、一時預かり事業等で保育園を利用できることがあります。また、保護者のリフレッシュのために一時預かり事業を利用できることもあります。お住まいの市町村窓口にご相談ください。
 保育園に入園が不要と判断された場合でも、保育園解放事業や子育て支援、各種イベント等で地域に解放されることがあります。子育ての悩みがある方も、保育園解放時等に保育所に相談してみてください。

保育施設に入るには


保育園に入るには、一般的には以下の流れです。詳しくはお住まいの市町村にお尋ねください。

(1) 保育園の見学
 保育園は各園の方針で、はだしでの保育を行っているところ、英会話を行っているところ、絵本の読み聞かせを大事にしているところ等、保育内容に特徴があります。保育園の規模も異なります。どんな保育園に子どもを通わせたいか、一度見学をおすすめします。
(2) 申し込み
 各市町村窓口に、必要書類を提出します。就労証明や所得証明等が必要になります。
(3) 決定通知
 各市町村窓口より、入園決定の通知が提出されます。
(4) 入園説明会
 各保育園より、衣類や持ち物等の説明会が開かれることがあります。文書での連絡になる場合もあります。
(5)入園、慣らし保育(慣れ保育)
 各保育園の方針や子どもの様子によって期間が異なります。3~10日程度が多いようです。 慣らし保育で子どもが保育園に慣れたら、本格的な通園になります。